
アナリスト斎藤 登美夫 氏のマーケットウォッチをアーカイブしています。
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11月20日 木曜日 東京市場 予想レンジ 95.30- 96.30円
昨日の欧米タイムはロンドンタイムまで円安、ドル安気味の展開をたどるもNYタイムに入ると流れが一変した。円買い、ドル買いが優勢の値動きとなり、とくに終盤にかけては上げ幅を拡大させている。
発表された米経済指標が住宅指標を中心にこぞって悪化したほか、欧米の主要株価が軒並み下落、またFOMC議事録のなかで追加利下げの可能性が示されたことが嫌気されていた。
昨日の夕方にレポートしたストラテジーは、再びドル/円の戻り売り。しかし、方向性は間違っていなかったがその後の欧米タイムにエントリーレベルへは届かず。現在も引き続きノーポジション。
大局的に見た場合にはまだレンジ内なのだが、昨日の欧米タイムは終盤にかけて下げ足を速める展開となり、先週末14日からの狭いボックスの下限を割り込んできた。このまま東京タイムに掛けてもドルが続落するかどうかに注意を要したい。
なお、昨日報じた「三角保ち合い」だが、辛うじてまだ保ってはいるようだ。しかし、レンジの上放れが期待された展開が一変、逆に下方向へのリスクを感じさせる足形となっている。いずれにしても、かなり煮詰まりつつある状況だけに保ち合い放れの動きにも一応注意を要したい。
材料的には、本日早朝に10月の通関統計(貿易収支)が発表されるほか、明日までの日程で日本金融政策決定会合が開催されるなど、なかなか注目の材料も少なくない。
しかし、やはりもっとも注意を要するのは、為替市場と依然高い連動性を誇る株価市場の動向だろう。昨日はNYダウをはじめ英FTや独DAXなど主要な株式市場が軒並み大きな下落をたどっているだけに、それが日経平均のほかアジアの株式市場にどんな影響を与えるのかに注意する必要がある。
以上のような状況を踏まえたストラテジーは、打診的なドル/円の買いとしてみたい。短期勝負。エントリーレベルは95.40-50円、利益確定レベルは96.20-30円。それに対するロスカットレベルは95.00-10円。