斎藤 登美夫

アナリスト斎藤 登美夫 氏のマーケットウォッチをアーカイブしています。

11月19日 08:32 依然株価にらみ、損保決算にも一応注意

11月19日 水曜日 東京市場 予想レンジ  96.20- 97.40円

昨日の欧米タイムは、結局行って来い。ロンドンからNYタイムの早い時間帯に掛けて一時円安が進行するも続かず、その後は一転して円の買戻しが優勢となった。
議会証言でバーナンキFRB議長が「連銀や米財務省の措置で金融市場の自信は向上した」といった発言をしたことなどが好感されたものの、発表された11月のNAHB住宅指数が過去最低を記録するなど米経済指標が冴えず、間接的に円買いを後押ししていた面もある。

昨日の夕方にレポートしたストラテジーは、再びドル/円の戻り売り。その後の欧米タイムにエントリーレベルとしていた97.20-30円へと到達したため、現在はドルショート・ポジションを保有中。

ドル/円に限った話ではなく、主要通貨は全般的にやや動意を欠いた値動きとなっており、方向性に乏しい。ドル/円で言えば、ややワイドではあるものの、95-98円程度のレンジ相場が続く可能性もある。それからすると、足元の96円台はちょうど真ん中で非常に居心地の良いレベルと言えそうだ。
ただし、やや気になることは、ドル/円のチャートをみると三角保ち合いを形成しているように見えることで、またジワリと煮詰まりつつある。それが確かだとすると、保ち合いを放れた場合には値の飛ぶ展開も否定出来ないだけに、波乱要因として頭の片隅にでも留めておきたい。

材料的には注目された金融サミットも終了し、マーケットの関心は再び各国のファンダメンタルズ要因へと移っている感もあるが、実際としては株価との連動性が非常に高い。為替市場は株価次第といった様相を呈しており、本日の東京タイムも基本的な流れに変化はなさそうだ。
なお、そうしたなか本日午後には東京海上ホールディングスをはじめとする損保各社が決算を発表する予定となっている。そちらにも一応要注意。

以上のような状況を踏まえたストラテジーは、保有しているドルショート・ポジションの利益確定。そのレベルは昨日から多少引き上げた96.40-50円としたい。それに対するロスカットレベルは97.80-90円で据え置き。



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