
アナリスト斎藤 登美夫 氏のマーケットウォッチをアーカイブしています。
|
09月05日 金曜日 欧米市場 予想レンジ 105.50-107.00円
本日の東京タイムは、ユーロ/円やポンド/円などのクロスを中心にドル/円も早朝の早い時間帯に荒れ模様の相場付きをたどるも、その後は米雇用統計待ちの色合いが強まったこともあり、総じて静か。
なお、そうしたなかNYタイムズ紙が「中国人民銀行が保有する米ドル建て資産が減価しており、過小自己資本が際立つ」などと報じたことで増資観測が台頭、マーケットの波乱要因となっていた。
本日の早朝にレポートしたストラテジーは、荒れ相場回避の様子見。したがって、現在も引き続きノーポジション。
ドル/円相場は東京タイムに一時105円台までドルは下落するなど下落リスクを感じさせるものの、下値をあまり積極的には売りたくない。テクニカルには、移動平均の200日線(106.45-50円)がサポートとして寄与するのかどうかにまずは注視してみたい。また東京タイムのザラ場ベースで下げ止まった105.65円レベルは、一目均衡表の先行帯の雲の下限となる。その攻防にも重ねて要注意。
一方、それとともに注視されるのは、今年3月に記録した年初来安値を起点としたドルの上昇トレンドラインをめぐる攻防か。本日は107.15円レベルに位置しており、現在はザラ場ベースでそれを下回っている。このまま下回ったレベルで推移するのか、それともNYクローズで回復するのか、来週の動向を占ううえで重要なポイントになりかねないと考えている。
材料的には、このあと発表される米雇用統計がもっとも注目される要因となろう。
ちなみに、昨日までに出揃った米雇用関係のデータはADP全米雇用報告のように、やや悪いものが多い。そのため雇用統計についても、予想より悪い内容になるのでは、といった見方が多く聞かれるようになっている。したがって逆に言えば、多少になりとも良い数字が出た場合にはドル買いに反応する展開を否定できないかも知れない。
以上のような状況を踏まえたストラテジーは、再びドル/円の押し目買いとしたい。エントリーレベルは105.70-80円、利益確定レベルは106.70-80円。それに対するロスカットレベルは105.20-30円。