
アナリスト斎藤 登美夫 氏のマーケットウォッチをアーカイブしています。
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09月04日 木曜日 欧米市場 予想レンジ 108.00-109.00円
本日の東京タイムは、夕方にかけて円が大幅安。ユーロ/円やポンド/円、豪ドル/円などが短時間のあいだに1円を越す上昇をたどっている。
その一方、ドルも全般的にはやや冴えず。ただし、弱者同士の組み合わせとなったドル/円相場は、3時過ぎにつけたドル安値107.85円をボトムに108円半ばまで急伸、そのままドルの高値圏でロンドン市場を迎えている。
本日の早朝にレポートしたストラテジーは、保有しているドルロング・ポジションの利益確定。しかし、その後の東京タイムにまさかのロスカットレベル到達で40ポイント幅の損失を被った。損切りレベルがドルのボトムで、その後大きく戻していることからすれば、完全な戦略ミスと言えそうだ。ともかく現在は再びノーポジション。
テクニカルに見た場合には、依然として107.60-110.60円という3円幅のレンジ相場が続いている。
そうしたなか、以前にもレポートしたように、「取引の価格分布帯」で言うと108円台というのは変動相場制以降でもっとも売買の多い取引帯。別の言い方をすると、非常に求心力の高いゾーンに当たる。それもあり、ドル/円相場はいましばらく108円台を中心とした値動きを続ける可能性が高そうだ。
本日の欧米タイムはBOEならびにECBの政策金利発表、そして後者と絡めてトリシェECB総裁の記者会見などが予定されており、ドルよりもポンドやユーロなど欧州通貨の値動きに注目が集まりそうだ。
しかし、米国に関しても決して材料が少ないわけではなく、たとえば明日発表される米雇用統計と相関性が高いと言われるADP全米雇用報告などが発表される。雇用関係データを含む米経済指標には注意が必要だろう。また、原油価格の値動きが引き続きかく乱となっている状況だけに、EIAの週間石油在庫統計にも一応の注意を要したい。
以上のような状況を踏まえたストラテジーは、再びドル/円の押し目買いとしたい。エントリーレベルは108.00-10円、利益確定レベルは108.70-80円。それに対するロスカットレベルは107.60-70円。