
アナリスト斎藤 登美夫 氏のマーケットウォッチをアーカイブしています。
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08月29日 金曜日 欧米市場 予想レンジ 108.00-109.20円
本日の東京タイムは、クロスを含めて円が全面高。ドル/円は早朝の109円台半ばをドルの高値に、夕方にかけては108円半ば近くまで一時1円を超えるドルの下落を記録している。
原油先物が堅調に推移したうえ、米株の先物は逆に冴えず、それが投機筋などの円買いを誘っていた感を否めない。終盤は下方向のストップロスを巻き込みつつ、なし崩し的な円高が進行する格好となった。
本日の早朝にレポートしたストラテジーは、ドル/円の深めの押し目買い。設定レベルが遠すぎたかと思ったが、夕方にかけてのドル安進行でエントリーレベルに到達、現在はドルロング・ポジションを保有中。
テクニカルには、依然としてボックスを形成している状態で明確な方向性はうかがえない。実際、すでに3週間以上も108.00-110.60円といったボックス内の値動きに留まっている状況だ。
しかし、そうしたなか東京夕方にかけてはドルの一段安が進行し108円半ば近くまで下落、まだ幾分余裕はあるがボックスの下限へと接近してきた。108.00円レベルというボックスの下限割れがあるのかどうか、欧米タイムではその動静に注意を払ってみたい。
材料的には本日の欧米タイムも注目の材料が少なくない。たとえば、7月のPCEデフレーターや、8月のミシガン大消費者信頼感指数をはじめ、なかなか重要な米経済指標が発表される予定となっている。ここ最近は発表される米経済指標が予想より多いものが目に付き、ドルの下支え要因として寄与することが多いけれども、果たして本日の指標はどうなのだろうか。
なお、それとは別に月末ということでの需給要因、そして来週月曜日にNYが休場となることを受けた調整的なポジションの巻き戻しにも一応の注意を要したい。
以上のような状況を踏まえたストラテジーは、まず保有しているドルロング・ポジションの利益確定。そのレベルは109.10-20円と当初予定から大きく下方修正させたい。それに対するロスカットレベルは108.40-50円で、こちらは変わらず。