
アナリスト斎藤 登美夫 氏のマーケットウォッチをアーカイブしています。
|
07月25日 金曜日 欧米市場 予想レンジ 106.40-107.40円
本日の東京タイムは、クロスを含めて円が全面高の展開。ドル/円やユーロ/円、ポンド/円などはいずれも早朝を高値に右肩下がり。ドル/円の場合には、一時は1円近い下落をたどっている。
日経平均株価が大幅安をたどるなか、早朝発表された消費者物価指数が高めの数字となったことで好感した円買いが優勢となった。
本日の早朝にレポートしたストラテジーは、保有しているドルロング・ポジションの利益確定。しかし、その後の東京タイムは想定と逆のドル安方向へと動いたことでロスカットレベルへと到達、40ポイント幅の損失を被る結果となった。現在は再びノーポジションへ。
テクニカルには、昨日の欧米タイム108円を目前にドルは反落へと転じてきた。それでも基本的なリスクは依然として上方向に高いと考えてきたが、本日東京タイムに107円前後に位置する移動平均の200日線を下回ったことで、雲行きが怪しくなってきた。再びドルの下値リスクが高まってきた可能性がある。基調転換となるのかどうか正念場だ。106円半ばと間近に迫っている21日線を仮に割り込むようだと勝負あり、となる。
一方このあとの欧米タイム、材料的には発表される新規住宅販売など一連の米経済指標が注目されるほか、昨日大きく下落したNYダウをはじめとする米株ならびにNY原油の動向には引き続き要注意。
なお、株価動向に関連した話として、本日の東京タイムにシンガポールの政府系投資会社が米系大手証券の株式を大量に売却しているとの噂や、ナショナル・オーストラリア銀行が債務担保証券(CDO)投資関連の引当金を積みましたことに端を発したと見られる豪州系銀行への経営不安の噂などが聞かれており、欧米タイムに掛けても同様のルーマーに注意したい。
以上のような状況を踏まえたストラテジーは、ドル/円の戻り売りとしたい。エントリーレベルは107.30-40円、利益確定レベルは106.60-70円。それに対するロスカットレベルは107.70-80円。