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斎藤 登美夫

アナリスト斎藤 登美夫 氏のマーケットウォッチをアーカイブしています。

07月17日 08:33 ドル続伸期待されるも上値は重そう

07月17日 木曜日 東京市場 予想レンジ  104.50- 105.60円

昨日の欧米タイムは、ドル全面高。ロンドンタイムの早朝に対円など一部で下値を試す展開となったものの、その後は一貫して右肩上がり。ドル高が進行している。
発表された米消費者物価指数が予想以上の数字となったうえ、FRB議長が「めったに実施するべきでないが、無秩序な市場が介入を正当化する可能性もある」などと発言したことで介入警戒感が台頭し、マーケットのドル買い戻しを誘っていた。

昨日の夕方にレポートしたストラテジーは、引き続きドル/円戻り売り。その後の欧米タイムにエントリーレベルへと到達したものの、予想以上の戻りを受けて含み損を内包した状況にある。現在はドルショート・ポジションを保有中。

6月30日のドル安値105円レベルをはじめ、チャート上の下値メドと見られるレベルを次々に割り込んできたドル/円相場、リスクは当然下方向に高いと見られたが下げ足の早さだけが気になっていた。そうしたなか、昨日の欧米タイムに一目の雲の下限などが位置する103.70円レベルをサポートに急反発に転じると1円以上も急騰し、105円台を回復している。上値をドンドンと買っていくにはリスキーだが、下値を積極的に売りこんでいく地合いにはないのかも知れない。
ちなみに、ドルの抵抗は本日105.65円レベルに位置する一目の雲の上限、それに対するサポートはまず104円半ばか。

原油価格が急落していることなどから、ドルは戻り歩調にあるとの見方もマーケットでは聞かれている。今週の2日間だけで3円を超す下げ幅を記録したこともあり、いま一段の調整的戻りを予想する声もある。
ただし、その一方で材料的には引き続き米金融機関の決算発表が残っていることもあり、一本調子のドル高にも限界があるとの指摘も有力視されている。日経平均などの株価や時間外で取引される原油価格の動向をにらみつつ、東京タイムはレンジ内での揉み合いが続く可能性がある。

以上のような状況を踏まえたストラテジーは、まず保有しているドルショート・ポジションの利益確定。しかし、現在含み損を有している状況のため、そのレベルは104.60-70円と当初見込みから大きく上方修正させたい。それに対するロスカットレベルは105.30-40円で、こちらは据え置き。



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