
アナリスト斎藤 登美夫 氏のマーケットウォッチをアーカイブしています。
|
07月15日 火曜日 欧米市場 予想レンジ 105.00- 106.00円
本日の東京タイムは、ドルの独歩安。ドル/円は早朝をドル高値に緩やかな右肩下がりをたどると、結局1円以上も下落して大引けている。
とくべつ目新しい材料は聞かれなかったが、米金融機関に対する信用不安などは依然根強く、とくに欧州勢参加後マーケットはドル売りが加速する格好となった。
本日の早朝にレポートしたストラテジーは、引き続きドル/円戻り売り。しかし、その後の東京タイムもエントリーレベルには届かず。現在も引き続きノーポジション。
テクニカルに見た場合、リスクはドル安方向へとバイアスが掛かりそうだ。移動平均の55日線が位置する105.65-70円レベルを取り敢えず割り込んできただけでなく、一昨日の安値105.66円も本日東京タイムに更新してきた。ちなみに、前者である55日線は今年の5月以降まともに割り込んだことがほとんどない。まだ割り込んだかどうか微妙なところだが、このまましっかりと下回ってくるようだと単なる調整ではなく、トレンド転換の可能性を否定出来なくなりそうだ。
ここから先のドルの下値メドは6月30日のドル安値105円レベル、そして一目均衡表の先行帯の雲の上限が位置する104.80円レベルなど。
材料の乏しかった昨日から一変し、本日は材料目白押し。このあとの欧米タイムに掛けても、経済指標では米小売売上高が発表される予定で、こちらの数字は一応要注意。税還付効果による売上高の底上げがどの程度影響するかに注目してみてみたい。
一方、それ以外で注目されるものが、ステートストリートなど米金融機関による四半期決算発表の発表、そしてバーナンキFRB議長による半期の議会証言だろうか。ともに、マーケットの波乱要因となりかねないように考える。
以上のような状況を踏まえたストラテジーは、引き続きドル/円の戻り売り。エントリーレベルは105.80-90円、利益確定レベルは105.00-10円。それに対するロスカットレベルは106.30-40円。