
アナリスト斎藤 登美夫 氏のマーケットウォッチをアーカイブしています。
|
07月03日 木曜日 欧米市場 予想レンジ 106.20- 107.00円
昨日の欧米タイムは荒れ模様の展開。しかし、そうしたなかでも、とくに目立ったのはユーロの弱さ。対ドル、円、ポンドなどで、それぞれ100ポイントを越える急落を一時たどっている。
注目のECB理事会で0.25%の利上げが実施される一方、トリシェ総裁が会見で「将来に対し、いまはバイアスない」としたハト派発言が嫌気され、失望売りが優勢に。なお、いまひとつの注目材料である米雇用統計は失業率が事前予想より悪化するなど、やや悪い内容だった。
昨日の夕方にレポートしたストラテジーは、ドル/円の戻り売り。その後の欧米タイム、エントリーレベルである106.60-70円に到達したため、現在はドルショート・ポジションを保有中。
個人的になはやや意外なイメージなのだが、チャートを見ると、昨日は実体部が非常にしっかりした陽線引け。3日連続で実体部が非常に小さいコマ状の線を記録、次の方向性を模索する展開となっていただけに、それが上方向へのリスクということで結実した可能性を否定出来なくなった。
ちなみに、次のドルの上値メドは107.10-15円に位置する移動平均の21日線、あるいはその少し上のレベル107.20円前後は直近高値からの下げ幅のフィボナッチ61.8%戻しに合致する。
一方、本日は東京タイムだけでなく、欧米タイムにかけても目立った指標の発表やイベントなどもなく新規の材料が乏しい。加えて、米国が独立記念日で休場となることから、売買低調のなかレンジ相場となるなどと言った見方がマーケットでは有力視されているようだ。ただし、昨日NY原油は一時145.85ドルを示現し連日で最高値を更新していることもあり、東京タイムにおける時間外での取引を含めて、その動向には是非とも注意を要したい。
以上のような状況を踏まえたストラテジーは、まず保有しているドルショート・ポジションの利益確定。そのレベルは当初見込みから大幅に引き上げて106.20-30円としたい。それに対するロスカットレベルは107.00-10円で、こちらは据え置き。