
アナリスト斎藤 登美夫 氏のマーケットウォッチをアーカイブしています。
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05月15日 木曜日 欧米市場 予想レンジ 104.50〜105.30円
本日の東京タイムは、おおむねドル安、円高の様相。その両通貨の組み合わせとなったドル/円は午前9時過ぎに105.25円レベルのドル高値を示現するも、その後は夕方に掛けて104.50円台まで下落する展開となった。
ゴトー日ということで大幅な不足が見込まれた仲値が決定した後は需給的にドルの上値が重く、米債の償還にともなう円転観測などから円の買い戻しが優勢に。
本日の早朝にレポートしたストラテジーは、ドル/円の押し目買い。その後の東京タイムにエントリーレベルとしていた104.70〜80円に到達したため、現在はドルロング・ポジションを保有中。
テクニカルには、ドル高・円安方向へのリスクが高いと考えており、次のターゲットは今月2日に示現した直近高値の105.70円。
しかし、105円台では輸出企業による先物予約が散発的に観測されているだけでなく、今日から明日に掛けては大規模な米債の償還が予想されており、それにともなう円買い観測も根強いものがある。需給的にはやや円買いが優勢のようだ。昨日の欧米タイムから本日午前に105円半ばまで届かなかったところに、その一旦は現れているように思う。
昨日まで3連騰ということもありポジションの偏りも若干観測されることから、ドル/円は調整的な動きもあり若干上げ渋り。高値圏にて揉み合いとなる可能性も否定出来ない。
なお、このあとの欧米タイムにかけては注目材料が目白押しの状況だ。
そのひとつはバーナンキFRB議長による講演であり、如何なるコメントが発せられるのか注意する必要があるだろう。また、それとは別に米経済指標なども5月のNY連銀製造業景気指数や同フィラデルフィア連銀景況指数、同NAHB住宅市場指数など、なかなか重要なものが相次ぎ発表される予定となっている。そちらについても、相場の波乱要因となりかねないだけに、併せて注意したい。
以上のような状況を踏まえたストラテジーは、まず保有しているドルロング・ポジションの利益確定。そのレベルは早朝レポートから10ポイント引き下げた105.20〜30円としたい。一方のロスカットレベルは104.40〜50円で、こちらは変わらず。