
アナリスト斎藤 登美夫 氏のマーケットウォッチをアーカイブしています。
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05月12日 月曜日 東京市場 予想レンジ 102.60〜103.40円
先週末の欧米タイムは、ドル/円だけでなくクロスを含めてロンドンで一時大きく円高に振れるも終わってみれば行って来い。
材料となったのは株価の動きで、欧州の主要株式市場、米国株式指数先物の下落が嫌気されロンドンタイムでの円買いに繋がった。また、発表された米保険大手AIGの決算が過去最大の赤字を計上したことが金融機関の信用懸念を再燃させた面も否めない。しかし、終盤はショートカバーと思しき動きからドルがやや小じっかり。
先週末の夕方にレポートしたストラテジーは、ドル/円の戻り売り。しかし、その後の欧米タイムも惜しいところでエントリーレベルには届かず。現在も引き続きノーポジション。
為替市場は引き続き株価との連動性が高く、その動向に一喜一憂するという展開となっている。そうした状況下、幾分先走った話をすると、東京タイムではなく本日の欧米タイムにモノライン最大手であるMBIAが決算を発表する予定となっていることには注意を要するだろう。先週末に発表されたAIG同様に、MBIAの決算がマーケットの波乱要因となる可能性も否定出来ない。
一方、本日の東京タイムはそれほど大きな材料はないものの、日本記者クラブにおける白川日銀総裁の講演には一応要注意。
テクニカルには、今年3月半ば以降に形成していた「下降ウエッジ」の下限を割り込んでくるなど、リスクという点では下方向にバイアスかかる。ちなみに、次のサポートは102.80円レベルに位置する一目均衡表の基準線、そして102.16円の先行帯の雲の上限など。また、年初来安値95.77円を起点とした上げ幅のフィボナッチ38.2%押しは101.90円となる。
それに対するドルのレジスタンスは、103円半ばに位置する移動平均の21日線か。
以上のような状況を踏まえたストラテジーは、引き続きドル/円の戻り売りとしたい。エントリーレベルは103.30〜40円、利益確定レベルは102.60〜70円。それに対するロスカットレベルは103.70〜80円。