
アナリスト斎藤 登美夫 氏のマーケットウォッチをアーカイブしています。
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05月09日 金曜日 東京市場 予想レンジ 103.50〜104.30円
昨日の欧米タイムは、それまでの円独歩高傾向は一服。しかしクロスを含めて方向感は定まらず、レンジ内でやや荒っぽい値動きをたどっている。トリシェECB総裁をはじめとする要人の発言や株価、原油相場などに振り回された一日だった。
なお、本日の早朝に保険大手AIGが発表した決算は赤字が予想を上回るものとなった。それを受けてS&Pは同社の格付けを引き下げたものの、嫌気したドル売りなどはとくにここまで観測されていない。
昨日の夕方にレポートしたストラテジーは、ドル/円の戻り売り。しかし、その後の欧米タイムは残念ながらエントリーレベルに届かず。現在も引き続きノーポジション。
「ユーフォリア」と言っても良いような、米国景気などに対する過度の楽観ムードは、昨日一気に萎んだ感があるものの、NYダウをはじめとする米株はこぞってプラス圏で大引けておりドルがここからさらに下値を模索する展開となるかどうかは微妙なところだろう。テクニカルにも、103.20〜50円というサポート・ゾーンでドルは取り敢えず下げ止まっている。
ただし、形成していた「下降ウエッジ」の下限を割り込んできた感があるなど、リスクという点では下方向にバイアスか。前述したサポートには移動平均の21日線が位置することもあり、その攻防には引き続き注意を要したい。
材料がテンコ盛りだった昨日から一変、本日は目立った材料がうかがえない。東京タイムも大きな材料は予定されていないようだ。
しかし、依然として株価と為替市場の連関性は強い。そうした状況のなか、JALをはじめ本日も注目企業が決算を発表する予定となっている。株価動向に影響を与えかねないという意味も含め、企業の決算内容には是非とも注意を要したい。
以上のような状況を踏まえたストラテジーは、引き続きドル/円の戻り売り。エントリーレベルは104.20〜30円、利益確定レベルは103.50〜60円。それに対するロスカットレベルは104.60〜70円。