
アナリスト斎藤 登美夫 氏のマーケットウォッチをアーカイブしています。
|
03月27日 木曜日 欧米市場 予想レンジ 99.10〜100.00円
本日の東京タイムは、クロスを中心にドル/円も早朝を高値に一時円買いが優勢となったが、その後流れが一変すると夕方に掛けてはむしろ円安進行。ドル/円は99円後半レベルにてロンドン市場を迎えている。
夕方に掛けての円売り、とくべつ大きな材料は聞かれていないものの、シカゴの先物市場で米株が小高く推移していることなどを好感した円売りが海外勢を中心に持ち込まれた模様だ。
本日の早朝にレポートしたストラテジーは、打診的なドル/円の戻り売り。その後の東京タイムは終盤に掛けてエントリーレベルとしていた99.40〜50円に到達、現在はドルショート・ポジションを保有中。
筆者は今週の相場展開について「週をとおしてドルの反発力を試す」と考えていた。しかし、昨日欧米タイムの値動きを受けて、考えがややグラついている。ドル弱気にまでは転じていないものの、それでも98円レベルをNYクローズで割り込むようだと、完全に方向性を転換する必要があるだろう。
なお、テクニカルに見た場合のドルの次のサポートは一目均衡表の転換線も近い98.40円レベル、そして97.70〜80円など。それに対するドルのレジスタンスはまず100.30〜40円か。
ドルの上値を抑制している最大の要因は、米景気に対する悲観論。また、それにともなう米株安がドル売りに寄与している感も否めない。以前ほど強い相関性はうかがえないが、それでも為替市場は米株の動きに左右され易い展開だけに、本日も引き続き米株の動向には注意する必要があるだろう。
そうしたなか、本日の欧米タイムは第4四半期の米GDP確報値が発表されるほか、米地区連銀総裁などを中心とした要人の講演が相次ぐことになる。講演における要人発言にも一応要注意。
以上のような状況を踏まえたストラテジーは、まず保有しているドルショート・ポジションの利益確定。とは言え、現在含み損を被っている状況であるため、そのレベルはエントリーレベルに近い99.30〜40円まで引き上げたい。それに対するロスカットレベルは99.80〜90円で変わらず。