斎藤 登美夫

アナリスト斎藤 登美夫 氏のマーケットウォッチをアーカイブしています。

01月07日 17:40 ドル高リスク感じるが、積極的にも買いにくい

01月07日 水曜日 欧米市場 予想レンジ  93.00- 94.00円

本日の東京タイムは、結局「行って来い」となった通貨ペアが少なくない。ドル/円は、早朝を安値にドルは1円近い上昇をたどる局面も見られたが続かなかった。
材料となったひとつは、日経新聞が1面トップで報じた「対日投資、ファンド経由非課税に」との記事、そして日経平均などの株価動向。また「ロシアがウクライナ経由の欧州向けガス供給を全面停止」との報道もユーロ相場に影響を与えていたようだ。

本日の早朝にレポートしたストラテジーは、打診的なドル/円の戻り売り。その後の東京タイムにエントリーレベルとしていた93.90-00円に到達したため、現在はドルショート・ポジションを保有中。

当コーナーでなんどかレポートしたように、年末・年始の相場は荒れ易いが今年もまさに経験則どおりの展開で、かなりの荒れ相場をたどっている。価格変動の主役はユーロでドル/円は蚊帳の外に近いが、テクニカルにはドル高基調が徐々に強まりつつある。そんなドルの次のレジスタンスは昨年11月高値100.57円を起点とした下げ幅のフィボナッチ61.8%戻しの94.80円レベルか。
ただし、短期的にはともかくとして長い目で見た場合の流れがドル高かというとやや疑問に思う。今週末には米雇用統計の発表を控えているうえ、仮に乗り切ったとしても今月20日、オバマ氏が次期大統領に就任する前後までではなかろうか?

そうしたなか材料的に見た場合、本日の欧米タイムには週末に発表される米雇用統計の内容を占うべく12月のチャレンジャーレイオフ調査と同ADP全米雇用報告が発表される予定となっている。どの程度の数字となるのか是非とも注意したい。
また、ホーニング・カンザスシティー連銀総裁が米経済見通しについて講演を実施する予定で、こちらも一応要注意。

以上のような状況を踏まえたストラテジーは、まず保有しているドルショート・ポジションの利益確定。そのレベルは20ポイントほど上方修正をかけて手堅く93.20-30円としたい。それに対するロスカットレベルは94.60-70円で、こちらは変わらず。



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