
12月30日 火曜日 東京市場 予想レンジ 90.00- 90.90円
昨日の欧米タイムは、ロンドンとNYでトレンドが一変する荒っぽい展開。ロンドンは東京タイムの流れを継ぎユーロやスイスを買う動きが優勢ながら、NYに入ると流れが反転した。とくべつ目立った材料はなかったようだが、利益確定の動きなどに押されてユーロやスイスが対ドル、円などで急落。ユーロ/ドルはロンドン高値から400ポイントを下げる暴落をたどっている。
昨日の夕方にレポートしたストラテジーは、保有しているドルロング・ポジションの利益確定。しかし、その後の欧米タイムは乱高下、その過程でロスカットレベルに到達したため、40ポイント幅の損失を被った。現在は再びノーポジション。
クリスマス休暇をとっていた欧米市場筋が取引へ復帰。再び活発な動意をうかがわせ始めているものの、一方で本邦勢は年末年始の休暇に入りはじめていることもあり、まだ市場の厚みはそれほどない。それがマーケットの値動きを非常に軽くしており、投機筋などのちょっとした仕掛けなどで大きく動きという展開を増長させている。昨日欧米タイムの乱高下もそうした展開のひとつと言えそうだ。
昨日レポートしたように、「年末・年始の相場」は経験則的に見て荒れ模様の値動きをたどることが少なくない。取引をされる方は、予想以上の価格変動をたどる危険性にも是非注意していただきたい。
東京タイムは目立った経済指標の発表など材料はとくべつ予定されていないものの、欧米タイムにかけては12月のシカゴ購買部協会景気指数や同消費者信頼感指数など重要な米経済指標の発表が予定されている。
また、それとは別にここ最近はイスラエルとパレスチナの紛争、あるいはパキスタンとインドのあいだの小競り合いなど地政学リスクを喚起させるようなニュースも少なくない。それらの関連報道にも注意が必要か。
以上のような状況を踏まえたストラテジーは、東京タイム限定で再びドル/円の押し目買い。エントリーレベルは90.00-10円、利益確定レベルは90.70-80円。それに対するロスカットレベルは89.60-70円。
*当レポートが今年最後の配信になります。また新年は1月5日(月)の朝刊からです。一年間ご愛読ありがとうございました。来年が皆様にとって良い年になりますように。
FXニュースレター 斎藤登美夫