斎藤 登美夫

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12月29日 17:52 地政学リスク再燃、ユーロ主導の展開か

12月29日 月曜日 欧米市場 予想レンジ  90.20- 91.00円

本日の東京タイムに目立ったのはユーロとスイスの強さ。ユーロは金利面に着目した動き、スイスは地政学リスクを嫌気した資金逃避観測買いから、ともに強含みとなった。実際、ユーロ/ドルは早朝の1.40ドル台から1.42ドル後半まで、200ポイント程度ものユーロが大幅高をたどっている。
そうしたなか、ドル/円はレンジ内だが夕方に掛けてドルが小幅安。90円前半へとわずかに緩んできた。

本日の早朝にレポートしたストラテジーは、ドル/円の押し目買い。その後の東京タイムにエントリーレベルである90.30-40円へと到達したため、現在はドルロング・ポジションを保有中。

クリスマス休暇をとっていた欧米市場筋の多くが本日から再び活発な動意をうかがわせ始めている。その一方、本邦勢は年末年始の休暇に入りはじめており、海外勢が相場動意の中心となっていることは疑いのないところ。
したがって動意の中心もドル/円にはなくユーロを中心としたものとなっているが、ドル/円についてもユーロやスイスなどの価格変動に連れた展開をたどる可能性までは否定出来ないだろう。

なお、本日の欧米タイムは目立った経済指標の発表など材料は予定されていない。しかし、ここ最近はイスラエルとパレスチナの紛争、あるいはパキスタンとインドのあいだの小競り合いなど地政学リスクを喚起させるようなニュースが少なくない。かつてのような「有事のドル買い」−−には繋がらないものの、それでも関連するニュースなどには一応注意する必要がありそうだ。

一方、本日ではなく「年末・年始の相場」ということになるが、この時期は荒れ模様の値動きをたどることが経験則には少なくない。実際、昨年は12月27日の114.66円を目先のドル高値に、翌年1月4日の安値107.90円までわずか5営業日で6円を超えるドル安進行をたどっている。今週1週間を通して、同様の価格変動には是非とも注意を要したい。

以上のような状況を踏まえたストラテジーは、まず保有しているドルロング・ポジションの利益確定。そのレベルは当初見込みより20ポイントほど引き下げて90.70-80円としたい。それに対するロスカットレベルは89.90-00円で、こちらは変わらず。



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