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05月09日 金曜日 欧米市場 予想レンジ 102.50〜103.50円
本日の東京タイムは、クロスを含めて円が全面高の様相。ドル/円、ポンド/円、豪ドル/円などは揃って早朝を高値に右肩下がりの展開となり、1円を越える下げ幅を記録した通貨ペアも少なくなかった。
円買いの一因となったのは、日経平均安。寄り付きは前日比ほぼイーブン程度で始まった日経平均株価だったが、徐々に下げ幅を拡大させると結局前日比で287円と大幅安で引けている。信用リスクの再燃観測も聞かれていた。
本日の早朝にレポートしたストラテジーは、ドル/円の戻り売り。しかし、その後の東京タイムは残念ながらエントリーレベルに届かず。現在も引き続きノーポジション。
依然として株価動向に左右されるという状況に変化はない。東京タイムは、それがすべてではないものの、株安が円買いに結び付いていた面は否めない。いずれにしても、このあとの欧米タイムに掛けても引き続き株価動向には注意する必要があるだろう。
一方、株価以外の材料となると、目立ったものはうかがえず。ただし、そうしたなかにおいてもNYタイムに発表される米貿易収支だけは一応要注意か。
テクニカルには、今年3月半ば以降に形成していた「下降ウエッジ」の下限を割り込んできた感があるなど、リスクという点では下方向にバイアスか。本日の東京タイムには、103.45〜50円に位置した移動平均の21日線を割り込んでもきた。次のサポートは102円半ばで、それを割り込むようだと週のセカンドサポートにあたる102.25円レベル。さらなるドル安進行も否定できずに波乱の様相を呈している。
以上のような状況を踏まえたストラテジーは、引き続きドル/円の戻り売り。エントリーレベルは103.40〜50円、利益確定レベルは102.70〜80円。それに対するロスカットレベルは103.80〜90円。
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今週のリスクイベントと位置付けたECB理事会では11ヶ月連続で政策金利が据え置かれ、注目のトリシェ総裁の記者会見は「物価安定が引き続き最大の優先事項」と従来のインフレ警戒姿勢を堅持したことから、対ドルでのユーロ買い戻しが促される格好となった。
トリシェ総裁は、エネルギー・食品価格高を背景にユーロ圏は依然、高インフレの「長引く期間」に直面するとしており、市場での早期利下げ観測は第3四半期へと後退させている。
ECBは「中期的に物価安定を維持することがわれわれの責務に基づく第一の目標」としており、今後数ヶ月は現行4%の金利水準を維持するなかで、景気減速がインフレ圧力を沈静するかどうかを見極めることになりそうだ。 (⇒現状では「利上げ」の選択肢がないため「様子見」せざるを得ないジレンマを抱えているといえよう)
こうした状況下、市場の関心は原油価格高騰など資源インフレに伴う世界的な景気減速に向かっており、株式市場も不安定な値動きとなっている。
昨日発表された米4月小売り既存店売上高は、国際ショッピングセンター集計で前年同月比+3.6%、トムソン・ロイター集計で同+3.3%と、市場予想の同+2.5%を大幅に上回った。
しかし、内情はカレンダー要因に伴う押し上げ効果と、景気減速やエネルギー価格高騰に伴う購買力の低下でディスカウントストアの売上が中心となっている。
この日は原油先物が終値ベースで最高値を更新しており、本来であればインフレ懸念から長期金利上昇が促される局面であるが、インフレ動向に左右される10年債利回りは3.7823%と前日の3.8495%から大きく低下している。
また、市場の金利観を反映するFFレート先物市場では、原油価格高騰に伴う景気下押し懸念や証券化商品問題など不確実性要因から早期の利下げ打ち止め観測が後退している。
ここで注目されるのは円の対主要通貨相場であり、先週末05/02からの騰落率をみると円が全面高となっていることがわかる。
円高進行は、景気減速が目立ち始めた通貨に対して顕著となっており、米景気減速が主要国に波及し始めていることを織り込む動きといえよう。
ファンディング通貨の位置付けにある日本円は、世界経済が拡大を維持する局面では資産価格の上昇と歩調を合わせて円安が進行したが、縮小均衡に向かう局面では円高圧力を受けやすくなるといえよう。
来週は主要各国の物価および景気指標の発表が目白押しとなっているが、これら指標に対する市場の反応が従来以上に増幅する可能性は念頭に置いておきたい。
(5月9日 10:45記)
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05月09日 金曜日 東京市場 予想レンジ 103.50〜104.30円
昨日の欧米タイムは、それまでの円独歩高傾向は一服。しかしクロスを含めて方向感は定まらず、レンジ内でやや荒っぽい値動きをたどっている。トリシェECB総裁をはじめとする要人の発言や株価、原油相場などに振り回された一日だった。
なお、本日の早朝に保険大手AIGが発表した決算は赤字が予想を上回るものとなった。それを受けてS&Pは同社の格付けを引き下げたものの、嫌気したドル売りなどはとくにここまで観測されていない。
昨日の夕方にレポートしたストラテジーは、ドル/円の戻り売り。しかし、その後の欧米タイムは残念ながらエントリーレベルに届かず。現在も引き続きノーポジション。
「ユーフォリア」と言っても良いような、米国景気などに対する過度の楽観ムードは、昨日一気に萎んだ感があるものの、NYダウをはじめとする米株はこぞってプラス圏で大引けておりドルがここからさらに下値を模索する展開となるかどうかは微妙なところだろう。テクニカルにも、103.20〜50円というサポート・ゾーンでドルは取り敢えず下げ止まっている。
ただし、形成していた「下降ウエッジ」の下限を割り込んできた感があるなど、リスクという点では下方向にバイアスか。前述したサポートには移動平均の21日線が位置することもあり、その攻防には引き続き注意を要したい。
材料がテンコ盛りだった昨日から一変、本日は目立った材料がうかがえない。東京タイムも大きな材料は予定されていないようだ。
しかし、依然として株価と為替市場の連関性は強い。そうした状況のなか、JALをはじめ本日も注目企業が決算を発表する予定となっている。株価動向に影響を与えかねないという意味も含め、企業の決算内容には是非とも注意を要したい。
以上のような状況を踏まえたストラテジーは、引き続きドル/円の戻り売り。エントリーレベルは104.20〜30円、利益確定レベルは103.50〜60円。それに対するロスカットレベルは104.60〜70円。